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エアブラシ塗装は、美しいグラデーションや均一な塗面を手軽に実現できる魅力的な塗装方法です。しかし、その中心となる「ハンドピース」には様々な種類があり、最初の1本をどれにすれば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
まず押さえるべきハンドピースの3つの条件
エアブラシのハンドピース選びで迷ったら、最初に以下の3つの条件を満たすモデルを選べば、まず間違いありません。
- 操作方式は「ダブルアクション」
- ノズル口径は「0.3mm」
- 塗料カップは「一体型(容量7cc程度)」
これが、快適なエアブラシライフを送るための最も確実な選択です。
なぜこの3つの条件が最適なのか?
では、なぜ上記の3つの条件が「最初の1本」として最適なのでしょうか。その理由を一つずつ解説します。
- 1. 操作方式「ダブルアクション」が最適な理由 ダブルアクション方式は、**「ボタンの押し込みで空気(エアー)の量を、ボタンの引き具合で塗料の量を調整できる」**という特徴があります。これにより、細く繊細な線から、広い面積を塗るための霧状の吹き付けまで、指先の感覚一つで自在にコントロールできます。 最初は少し難しく感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。何より、表現の幅が格段に広がるため、将来的に様々な塗装に挑戦したくなった時にも、そのまま対応できるのです。
- 2. ノズル口径「0.3mm」が最適な理由 ノズル口径とは、塗料が噴出される先端の穴の大きさのことです。この口径が小さいほど細い線が吹きやすく、大きいほど広範囲を素早く塗るのに適しています。 「0.3mm」という口径は、その中間的な特性を持ち、細吹きからある程度の面積塗装まで、幅広くこなせる非常にバランスの取れたサイズです。プラモデルのパーツ塗装から、カーモデルのボディ、DIYでの小物塗装まで、ほとんどの用途をカバーできるため、「万能な1本」として最初に入手するのが最も効率的です。
- 3. 塗料カップ「一体型(容量7cc程度)」が最適な理由 塗料カップは、ハンドピース本体と一体になっている「一体型」と、取り外し可能な「分離型(吸い上げ式)」があります。 「一体型」は、構造がシンプルで部品の点数が少ないため、塗料の交換や使用後の洗浄が非常に簡単というメリットがあります。特に、複数の色を頻繁に切り替えて使う模型塗装などでは、このメンテナンス性の高さが作業効率を大きく左右します。また、容量7cc程度は、一度に使う塗料の量として多すぎず少なすぎず、扱いやすいサイズ感です。
こんな場面で活躍する!
それでは、具体的にどのような場面でこれらの特徴が活きてくるのかを見ていきましょう。
- 例1:ガンプラの塗装 キャラクターモデルでは、広い面積を持つシールドやアーマーを均一に塗る一方で、フィギュアの顔やメカの細かいモールドを繊細に塗り分ける必要があります。このような場面で**「ダブルアクション」と「0.3mm口径」の組み合わせが真価を発揮します。エアーと塗料の量をコントロールしながら、1本のハンドピースで様々なサイズのパーツに対応できます。色替えの際も「一体型カップ」**なら、素早く洗浄して次の色に移れます。
- 例2:カーモデルのボディ塗装 カーモデルのボディのような光沢仕上げでは、塗料を均一な厚みで滑らかに吹き付ける技術が求められます。**「ダブルアクション」**なら、吹き始めと吹き終わりの塗料の量を指先でコントロールし、「ボタ吹き」と呼ばれる塗料の塊が出るのを防ぐことができます。これにより、プロが仕上げたような美しい塗面を実現しやすくなります。
- 例3:イラストやネイルアート 繊細なグラデーションやフリーハンドでの描画が求められるイラストやネイルアートでも、上記の3条件は有効です。特に、塗料の量を微調整できる**「ダブルアクション」**は、表現の幅を広げる上で必須の機能と言えるでしょう。
最初の1本は「万能選手」を選ぼう
ここまで解説してきたように、エアブラシのハンドピース選びで失敗しないための秘訣は、特定の用途に特化したものではなく、あらゆる状況に柔軟に対応できる「万能な1本」を選ぶことにあります。
もう一度結論を繰り返します。 あなたが最初に手にすべきハンドピースは、
- 操作方式:ダブルアクション
- ノズル口径:0.3mm
- 塗料カップ:一体型(容量7cc程度)
この3つの条件を満たしたモデルです。 この基準で選べば、あなたの創作活動はより快適で、楽しいものになるはずです。ぜひ、このコツを参考にして、あなたにぴったりのパートナーとなるハンドピースを見つけてください。
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この記事を書いた人

秋田県生まれ。ホビー制作の最新情報を皆様にお届けすべく、日々奮闘中です。
趣味はプラモデル制作。ガンプラやバイクを中心に制作しています。
ゲーム周辺機器についても情報を発信しています。